【受験勉強法】誰でもできる!暗記の効率を劇的にアップする3つのコツ

受験勉強をする高校生にとって最も重要で困難なことは「暗記」だろう。

英単語や古文単語、歴史の年号など、受験生は暗記しなければならないことが山積みだ。

 

しかし、「暗記してもすぐに忘れてしまう」「混同して分からなくなってしまう」のように、暗記がニガテ…と悩む生徒も多い。暗記はただがむしゃらにやっても意味がない。コツを知っているかどうかが重要なのだ!

 

そこで今回は、少しの工夫で暗記力をグンとアップする、勉強法のコツを伝授したい。

これから紹介する暗記法はどんな教科でも使えるから、すぐにでも参考にしてみてほしい。

 

すぐに忘れてしまう?暗記が難しい理由

なかなか覚えられない、一回暗記してもすぐ忘れてしまうと悩む高校生は多いだろう。

なぜ暗記はこんなに難しいのだろうか?

 

■短期記憶から長期記憶に落とせていない

記憶には短期記憶と長期記憶がある。

例えば、教科書を読んで暗記したと思っても、30分くらい経つとすっかり忘れていることはないだろうか?それは短期記憶といって一時的な記憶に過ぎないのだ。

 

逆に何日経っても何年経ってもわすれないこともあるだろう。それはしっかり長期記憶に落とし込めているからである。

受験を勝ち抜くためには、「時間が経つと忘れる」という短期記憶のメカニズムを踏まえて、長期記憶として定着するための勉強が必要だ。

 

■量や類似性の問題

暗記するにも、やりやすいもの、やりにくいものがある。

覚えにくくなる原因は量と類似性だ。単純に覚える量が増えれば増えるほど暗記していくのは難しくなるだろう。

 

また似たような名前や数字を暗記するのも混乱しやすく忘れやすい。

受験はとにかく量も多く内容も難しい。情報が混同しないよう、きちんと整理して頭に入れる必要がある。

 

こうした暗記の難しさを知っていれば、高1や高2から暗記を始めておくに越したことはないということが分かるだろう。

 

暗記力をアップする勉強法。覚えられる人にはコツがある!

始めにいっておくが、暗記は才能ではない

暗記が得意!という受験生は、効率的に勉強することで暗記力をアップしているのだ。

 

代表的な暗記法として「ひたすら覚えたい単語や文章をノートに書き写す」という方法を実践している生徒も多いが、これが必ずしも効率的とはいえない。

暗記したと「思い込んでいる」だけの可能性の方が高いのだ。

暗記で大切なことは「要点を踏まえて暗記すること」「忘れないように定着させること」である。「やみくもに全ての情報を覚える!」だけだといつかボロが出てしまうだろう。

 

こうした勉強法に心当たりがある生徒は、以下の暗記のコツを実践してみよう!

 

①タイミングに気を付けて復習

一度覚えたことを定着させるためには、なにより復習が大切だ。

例えば英単語を覚えるとき、英単語帳の1ページ目から暗記を始めるだろう。そして次の日には昨日終わったページから進めるというのが無難だ。

 

しかし、どんどんページが進むにつれ、新しい単語を覚えていくことはできるが、初日に覚えた1ページ目の単語をまだ覚えているかと聞かれると、少し不安だろう。

このように、人の記憶は古いものからどんどん忘れていくメカニズムだ。「すぐに忘れる」から「長期的に頭に残る」ようにするためには、こまめに復習を繰り替えることが重要なのだ。

復習の方法  

1章から2章→3章へと順番に進めるのではなく、

【1章→2章→(1章の復習)→3章→(2章の復習)→4章】

というように、合間合間にさかのぼって復習を繰り返す。

始めはじっくりと読み込まず、全部を網羅するように覚える。

覚えた箇所は赤シートなどでテストを行い、

・すぐに思い出せたもの

・思い出すのに時間がかかったもの

・思い出せなかったもの

に印をつける。

印をつけた箇所も含め、暗記→テストを繰り返す。

 

ワンポイントアドバイス

復習のポイントは、「長期的にコツコツと行う」ということ。

一度で完璧に暗記しようとせず、はじめはサラっと全てに目を通すくらいで読み、その後、テストと暗記を繰り返し行うことで、「忘れにくい記憶」として脳に定着できるようになってくるのだ。

 

また、単語帳などの分厚い参考書などは、情報量がぎっしち詰まっている。覚えなければならないこともあるが、受験する大学や学科によっては試験の内容や配点も異なる。

つまり、覚えるべきことは「人と同じではない」のだ。

暗記をしているときでも、併行して問題集や過去問を進めて、「この単語よく出るな」というものを徹底的に覚えていくのが効果的である。

 

ただし、英文法などの「理解が必要なもの」については、しっかり仕組みや内容を理解することが重要だ。「漢字」や「英単語」「年号」などとは違い、単に文字や数字を暗記するだけでは、試験で力を発揮できないからだ。

このような、「理解が必要なもの」については、目で見るだけの復習ではなく、テストや問題集を使って実践的に復習してほしい。

 

 

②関連付けて記憶

歴史の年号を覚えるときなどに、 “いい箱作ろう鎌倉幕府(1185年鎌倉幕府)”といったように、語呂合わせで覚える人は多いだろう。これは一般的に使われている記憶法のひとつだが、受験勉強にもかなり効果的なのだ。

この場合では、鎌倉幕府の成立年号を「いい箱=1185」という意味と関連付けて覚えていることが分かる。つまり、覚えたい内容を、何か自分の知っている知識と「関連付ける」ことで、スムーズに暗記できるようになるのだ。

 

英単語や英文法を覚えるときでも、ただ覚えるのではなく、自分の知っている場面のイメージと一緒に覚えるのがコツといえる。

「あれ?なんだったけ?」というときでも、情報を引き出しやすくするために、何かに関連付けて覚えるようにしよう。

関連付けの方法

すでにある有名なゴロを使う必要はない。

自分が覚えやすいように、

・自分の好きな歌詞や台詞

・自分の生活に関連の高いもの

・人物や過去のエピソード

を利用して関連づける。

英熟語などの似たようなフレーズを覚えたいときは、文字の意味だけでなく、関連性のある熟語も覚えておきたい。

・1つの英熟語に関連するワードを表にまとめて、それぞれの区別をつける

・英熟語を使って自分と関連性のある例文を作り、覚える

ただし、語源の意味をきちんと理解することも忘れてはならない。

年号や登場人物が多く、時系列の整理が難しい歴史では、

「メモリーツリー」などを用いて、時代や場面ごとをイメージで把握する。

・人物の相関図や出来事をイラスト・図でまとめる

・時代の流れと年号を表でまとめる

など。

 

ワンポイントアドバイス

関連付けのポイントは、「自分と関連づけること」「イメージで覚えること」ということ。

教科書や参考書を見て覚えるという方法もあるが、より覚えやすくするためには、図やイラストを書いて「自分なりの暗記本」を作るのが効果的だ。

 

自分で作ったものであれば、どこに何が書かれているか把握しやすく、作成する段階できちんと内容を理解することができる。

ふと忘れたときでも、図やイラストから記憶を呼び起こすことができるから、覚える量が膨大で関係性が複雑な歴史、英熟語などの暗記に役立ててほしい。

 

また、英熟語や文法では、自分のエピソードを使って例文をつくるのも効果的だ。参考書や教科書の例文は馴染みがないものも多く、なかなか覚えられない・思い出せないことも多いからだ。

1つの文法に対して1パターンの例文を覚えていれば、ほかの文章や長文が現れたときでも「これ見たことある!」と思い出せるようになるはずだ。

 

 

③暗記するときの時間、覚え方を工夫する

効率的に暗記できる人は、覚え方を工夫していたり、時間を上手く利用できている。

 

その1つの例が、体を動かすということ。

単にデスクに向かって暗記をするよりも、体を動かしながら覚えることで、脳が活性化されて記憶力がアップするというのだ。

英単語や英文法などは、声に出して発声をするのもよい。実際に英語を発音することで、耳や声から英語をしっかりインプットできる。「覚えたつもりだった」という失敗を防ぐ対策にもなるから、覚えた内容はどんどん「口に出して」アウトプットしていこう。

 

次に、時間の使い方だ。

暗記力をさらにアップするためには「時間を決めて集中する」ことをオススメする。

時間を決めて「これだけは覚えるぞ!」という気持ちで暗記することで、メリハリができてやる気もアップする。通学中の電車や、入浴中など、短い時間を有効活用できるから、空いた時間に他の科目に取り組むことができる。

覚え方・時間の使い方

単語や人物名などの暗記については、一度覚えたあとでも思い出す作業が必要。

・昨日覚えた単語を、通学中や移動時間に思い出す

・思い出せなかった内容にはチェックを付ける

・チェックを付けた内容を復習し、新しい暗記に移る

このような流れで、「覚えた内容が定着しているか」を確かめながら暗記する。

単語の意味を覚える単純な暗記作業では、ノートに書くよりも発声が大事。

・単語帳や参考書を見ながら、声を出して覚える

・英語の場合、ワードを和訳しながら覚えるのではなく、直感的に意味を理解する

・覚えた単語を使って、自分で文章を作り、声に出して話してみる

立ったまま発声したり、少し歩きながら覚えるなど、体を動かすことで脳が刺激されて暗記力がアップする。

英単語や古文単語の暗記は、いわば基礎固めである。その後の読解問題や記述問題などに勉強時間を割くためにも、「いかに効率よく」暗記をできるかが大切。

・記憶が定着しやすい「寝る前」に暗記科目に取り組む

・1個1個をじっくりではなく、全てを網羅しながらサクサクと進め、繰り返す

単純な暗記作業では、1個に時間をかけるのではなく、全てまんべんなく目を通すことを心がける。

ワンポイントアドバイス

どの科目においても、基礎知識をしっかり固めることが不可欠だ。そのためには暗記が必要なのだが、暗記したところで終わりという訳ではないことを理解しておきたい。

試験に合格するためには、実際に過去問題に慣れたり、基礎を踏まえて問題を解く力が求められる。ただ単語を覚えて終わりではなく、「その後の勉強にどう活かすか」ということが重要なのだ。

 

例えば、英単語を覚えるだけでは、英語試験で問題を解くことができない。英文法の仕組みを理解してはじめて、難易度の高い長文読解へと挑むことができるのだ。

他の勉強にも時間を掛けられるよう、暗記科目には時間を有効活用することを心掛けてほしい。「普段の勉強に加えて、寝る前に30分だけ暗記をする」というように、「暗記勉強だけ」になってしまわないよう注意しよう。

 

コツがわかれば暗記は怖くない

暗記に苦手意識があるキミのために、効率の良い暗記の方法を3つ紹介した。

「復習を繰り返す」「好きなものに関連づける」「時間を有効活用する」など、どれも単純なことばかりだが、暗記力を身に着けるにはこのキホンが重要なのだ。

受験にまだ時間が残されている高1~高2でしっかり基礎を身に着けていれば、受験勉強も怖くない。難しい問題にどんどん挑戦できるようになるだろう。

そして、暗記がストレスにならないよう、コツを抑えながらも、自分なりに楽しめる暗記方法を見つけることも大切だ。楽しい暗記を続けることができれば、勉強が楽しくなってくるはずだ!

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