【高2年生必見!】MARCHに受かるために1年間でやるべき勉強法

部活動やイベントで忙しい高校2年生のキミ。
「大学受験なんてまだまだ先!」と考えている生徒も多いのではないだろうか?

もしキミが難関私大であるMARCHを受験したいと考えているなら、合格するために偏差60~65以上の学力が必要になってくる。受験直前になってから、「もっと早くから始めていれば…」と後悔をする生徒も少なくないのだ。

だが安心してほしい。
MARCHの受験科目はたったの「3教科」。高2のいまから対策をして苦手科目をなくしていけば、偏差値50前半というキミでも、高3までに偏差値60を目指すことは不可能ではない!

「いかに早い段階から、受験を視野に入れて勉強するか」ということが、MARCH合格への分かれ道といえるだろう。その証拠に、MARCHに合格した生徒のうちの約半数は、高2の段階から計画的に勉強を始めている…!

とはいえ、「MARCHに受かる人は高2でどれくらい勉強しているの?」「高1の勉強すら不安が残っている…」といった悩みやギモンがあり、あまりピンときていない生徒も多いはず。

そこで今回は、MARCH合格に向けた高2の1年間勉強スケジュールを伝授する。
「これからの受験が不安…」という生徒は、今日から受験への意識を高めていこう!

 

目次

まずは第一志望校を決めることから!

 

 

 

 

MARCHは大学や学部によってレベルが異なるだけでなく、出題傾向や配点もさまざまだ。「現時点からどれだけ偏差値を上げる必要があるのか」を把握するためにも、目指す大学・学部をできるだけ早く絞っておくことが、合格への第一歩といっても過言ではない。

 

「どの大学・学部でもいい」「目標はないけどとりあえず勉強を始める」というスタンスは早いうちに変えてしまおう。第一志望校を早めに決定しておけば、強化するべき分野や、出題傾向に応じた対策に向けて勉強を始められるから、効率的に偏差値アップが狙えるのだ!

 

高2であれば、文系や理系の選択がすでに終わっている生徒も多いだろう。将来やりたい事や職業が決まっている人は、実現のために役立つ知識が学べる大学・学部を選ぶのも選択肢のひとつだ。では、「まだ将来やりたいことがまだ見つけられていない」という生徒はどうすればよいのだろうか?

 

高校の普通科であれば、幅広い科目を総合的に勉強するのが基本だ。

しかし、大学となると学部や専攻によって専門分野をより深く学ぶことが目的となる。そのため、「興味がない」「嫌い」といった分野を選んでしまうのは、時間もお金ももったいないといえるだろう。

 

将来の職業ややりたいことが見つかっていない生徒は、「自分がどのような分野に興味があるか」を一度考えてみてほしい。在学中に専門的な実習、留学などを経験したい生徒は、そうした制度がある学部を選ぶのもよい。

 

その他にも、就職活動のサポート制度やインターンなどを積極的に実施してる大学、大学院への進学が盛んなど、さまざまだ。求める条件を洗い出して、「ここに受かりたい!」と思える大学・学部を見つけることから始めよう!

 

MARCHの文系・理系別の偏差値を知ろう

難関私立大学と位置付けられているMARCHだが、大学や学部によって偏差値帯が異なってくる。目標の学部に合格するためにはどれくらい偏差値をアップする必要があるのか、それぞれの偏差値帯を把握しておこう!

 

以下の表は、MARCHの文系・理系の偏差値をまとめたものだ。

文系学部の

偏差値帯

各学部と偏差値 理系学部の

偏差値帯

各学部と偏差値

明治大学

  60~67

政治経済学部:60~65

法学部:60~63

商学部:60~63

文学部:60~65

農学部:58~63

経営学部:65~67

情報コミュニケーション学部:63~65

 国際日本学部:63~67

55~63

理工学部:55~63

総合数理学部:55~60

 

 青山学院大学

60~67

文学部:60~67

法学部:63~65

経済学部:60~65

経営学部:60~63

国際政治経済学部:63~67

総合文化政策学部:62~65

社会情報学部:58~63

教育人間科学部:60~63

地球社会共生学部:58~63

※コミュニティ人間科学部:55~60

55~60

理工学部:55~60

立教大学

58~65

文学部:60~63

異文化コミュニケーション学部:65~67

経済学部:60~63

経営学部:63~65

社会学部:63~65

観光学部:63~65

コミュニティ福祉学部:57~63

現代心理学部:60~63

55~63

理学部:55~63

中央大学

58~63

文学部:58~63

法学部:58~65

経済学部:58~63

商学部:58~60

総合政策学部:60~65

※国際経営学部:60~63

※国際情報学部:62~65

55~58

理工学部:55~58

法政大学

58〜65

文学部:58~63

法学部:58~63

経済学部:58~63

経営学部:60~63

社会学部:58~60

国際文化学部:60~63

人間環境学部:58~63

現代福祉学部:58~60

キャリアデザイン学部:58~60

グローバル教養学部:63~65

スポーツ健康学部:58~60

55~58

理工学部:53~58

生命科学部:55~60

デザイン工学部:55~60

情報科学部:55~57

※があるものは、新増設された学部

 

文系理系それぞれの偏差値を見てみると、明治大学では偏差値60を上回る学部が多くなっており、入学の難易度がMARCHのなかでも高いことが分かる。立教大学と青山学院大学については文系の偏差値は比較的高いが、60以下の学部も存在しているのが特徴だ。

 

一方で、偏差値が比較的低くなっているのは中央大学と法政大学である。学部によってレベルが偏っているが、中央大学の新設学部については初年度からの人気が高く、偏差値60以上からのスタートとなっている。

 

目指せMARCH合格!高2から計画的に受験対策を始めるポイント

 

受けたい大学や学部が決まったら、本格的に受験対策の計画を立てて行こう。

貴重な高2の時間を無駄にしないためには、合格に必要な偏差値と自分のレベルを照らし合わせて、「どの科目でいくつ偏差値を上げればよいか」という目標設定を行うことが大切だ。

 

また、1年間のスケジュールを意識して、こまめに目標設定しながら勉強を進めることも重要だ。計画もないままやみくもに勉強を始めると「対策したい科目に時間を充てられなかった」などと失敗する生徒も多い。

 

ここでは、高2からMARCH受験対策を効率的に進めるために、意識しておきたいポイントを解説していく。勉強を始める前にチェックしておこう!

 

MARCH合格には「英語」が不可欠!

MARCHの受験対策を始めるにあたり、高2の段階から力をつけておくべきなのは「英語」である。なぜなら、MARCHは文系・理系に関わらず基本的に英語が必須科目となっており、ほとんどの学部で英語の配点率が高くなっているからだ。理系の一部には例外があるものの、英語は1.5~2倍ほどの配点率が設定されていることが多い。

 

さらには私立大では3教科での受験が一般的であるため、英語以外の科目で点数をカバーすることが難しい。つまり言い換えれば、英語で高得点を取ることができれば、MARCHに受かる可能性が格段にアップするという訳だ。

 

そして何より、英語は高1や高2からの「積み重ね」が必要だ。MARCHレベルの英語試験では、「いかに難易度の高い長文読解で点を取れるか」が合否を分けるポイントになるから、前提として基本の単語や文法を理解していなければならないのだ。

 

暗記目的の短期集中型の勉強では、試験で合格点を取ることは難しいだろう。高3になってから後悔しないよう、受験まで時間が残された高2の段階でしっかり基礎を固めることを意識しよう。

 

高2時点で目標にしたい英語の偏差値は、55以上だ。先ほどまとめた各大学の偏差値を見て分かるように、MARCHに受かるためには偏差値60~65がボリュームゾーンとなる。最低でも偏差値55がラインとなるため、高2の時点では最低でも偏差値55に到達できるよう目標設定するとよいだろう。

 

志望大学・学部の配点率をチェックする

MARCHは大学や学部によって入試傾向が異なる。

受験科目は数学を選択するかどうかで変わってくるが、文系は「英語・国語・社会」、理系は「英語・数学・理科」というのが一般的なパターンといえるだろう。

 

しかし、同じ科目であっても学部によって配点率が異なるため、志望する学部の配点率をチェックしておかなければならない。たとえば国語の場合、現代文と古文が「1:1」で出題される学部もあれば、文学部では「現代文・古文・漢文」が「1:1:1」で出題されるケースもある。

 

受験対策を効率的に進めるためには、「その学部で高い配点が設定されている科目」をチェックし、重点的に勉強するようにしよう。配点が高い科目で点数を取ることができれば、それだけMARCH合格に近づくことができるのだ。

 

「数学は理系だけ」は間違い!数学対策が有利になる場合もある

MARCHの受験科目を選択するとき、「数学は理系だけ」と決めつけてはいないだろうか?確かに理系学部では数学の配点が大きく設定されている学部がほとんどだが、文系であっても数学が受験できる学部も増えている。数学が不得意という生徒でなければ、選択科目に数学を検討してみると良いだろう。

 

というのも、MARCHの文系数学では、理系数学と比べて難易度が抑えられている傾向がある。教科書や参考書などの標準レベルの問題で構成されていることも多く、基本的な知識や解法を身につけていれば、文系の生徒でも高得点を狙えるのだ。

 

そして、数学は英語同様に「短期間で成績を伸ばすのが難しい科目」でもある。

高1や高2からの積み重ねが重要になるから、高3になる前に復習と基礎固めをしておくのが理想だ。

 

「定期テストのときだけ勉強する」という生徒もいると思うが、いざ受験対策を始めようとしたときに、「過去に習った単元を忘れてしまっている」ことも多い。文系理系に関わらず、数学を選択する可能性があるという生徒は、高2の段階から数学の受験対策を始めておくようにしよう。

 

【科目別】高2で差が付く!MARCH対策のための1年間の勉強法

難関大学であるMARCHの合格者は、高3になってから勉強を始めるよりも、高2から勉強をスタートした生徒のほうが、合格率が高くなっている。高2のときからきちんと知識を積み重ねていくことで、受験生になったときにスムーズに勉強を始められるからだ。

 

受験科目に「数学」を選択するという生徒、あるいは志望する学部が決められないという生徒は、まずは「英語」「数学」の勉強を優先的に始めてほしい。成果が短期間で出にくい教科だからこそ、高2からスタートすることで着実に基礎力をアップできるだろう。

 

ここでは、高2の1学期~3学期までにやっておくべき勉強について、重要度の高い「英語」「数学」に絞って勉強法を紹介する。

高2の1年間は「英語」の基礎習得が大切!

MARCHの英語試験は「長文読解」の出題比率が高く設定されている。合格点を獲得するためには、基本的な単語や文法だけでなく「長文読解のスキル」を身につける必要があるのだ。

 

そのためには、高2の時点で「単語と文法の基礎を抑える」ことが重要だ。

分からない単語や文法をそのままにしておくと、長文読解問題に入ったときに「全く読めない」となり、挫折してしまう生徒も少なくない。

 

また、MARCHで必要な英単語数は約2000語にも及ぶ。

覚える単語や文法の種類も多いから、高3に入ってからすべてを覚えるのは大変だ。早いうちから習得しておけば、高3になってからの「過去問演習」や「長文読解練習」をスムーズに進めらられるだろう。

 

■【英語】1年間の勉強スケジュール

 

やるべきこと 勉強方法
1学期 ・毎日勉強する習慣を身に着ける

・高2までに習った単語を復習する

・高2までに習った英文法を復習する

・中学レベルまでの参考書や、高1までの教科書を使い、習った文法を復習する(1習慣に3セクションなどとペースを決める)

・教科書に記載の問題集を1ページ目から順番に解き、分からなかった箇所を復習する

2学期 ・大学受験向けの単語や英文法の勉強を始める

・受験に必須の単語暗記を始める

・3学期までに英文法書を1周する

・リスニング対策を始める

・MARCHレベルに対応している単語帳や総合文法書(Next Stageなど)を購入する

・単語は1週間100個などと決めて、暗記する

・文法書を1ページ目から順番に習得する(※暗記ではなく、例文やフレーズで使い方を習得することが大切)

・学校で習った文法は、その日の内に復習する習慣を身に着ける

・参考書付属のCDなどを使い、スキマ時間にリスニングの勉強をする

3学期 ・基本の英文法を網羅し、不明点を無くす

・単語を約2,000語暗記する

・過去問演習を始める

・文法書の問題を解き、分からない箇所を重点的に復習する

・単語は反復練習を行い、高3までに約2000語暗記できるようにする

・志望校の過去問演習を始め、分からない箇所は参考書を見て復習する(文法問題はスラスラ解けるくらいが◎)

・文法や単語の基礎固めが終わった生徒は、過去問を利用して長文問題に取り掛かる

【1学期】の英語勉強法

1学期では、中学や高1年生のときに習った箇所を重点的に復習し、「抜け目がないように」しておくことがポイント。高1はまだ比較的易しい問題が多いから、高2から頑張って復習すれば、十分追いつくことができるはずだ!

 

学校の授業の復習と、高1までの復習を併行して行うためには、「学校の授業があった日に、習った単元を復習する」「過去の復習は、1週間に3セクションで進める」のように、勉強するタイミングとペースを決めておくのがポイントだ。

 

高2になると学校での授業も徐々に難しくなってくるから、学校の授業で分からないことがあったり疑問が残る場合には、必ず教科書を振り返って復習するようにしよう。

 

■具体的な勉強法はコレ!

■中学、高1まで英文法・単語を参考書や教科書を使って復習する(1週間に3セクションなど)

■学校で習った単語や文法を、自宅で復習する習慣をつける(授業があった日に行う)

■分からない文法は教科書や文法書を使って復習し、そのまま放置しないようにする

中学~高1までの英語力が習得できているか、教科書や参考書などの問題集でまず力試しをしてみるとよい。点数が取れなかったり、分からない箇所がある場合は、中学~高1までの履修から復習を始める必要があるだろう。

現在の偏差値が50に満たない生徒は、中学レベルから復習できる単語帳や文法問題集などを使うと効果的だ。学校の授業でつまずかないために、習った単語や文法はできるだけその日のうちに復習することが理想だ。分からない箇所を放置せずに、ひとつひとつ着実に知識を定着させていこう。

単語の暗記については、「1日1セクションずつ見返す」など、復習までのスパンが空きすぎないようにすることもポイントだ。本格的な受験用の参考書に入る2学期までに、過去のニガテ分野を克服しておこう!

 

■おすすめの参考書

・中学3年間の英文法を10時間で復習する本(中学からの復習用)

・大岩のいちばんはじめの英文法(中学からの復習用)

・Vintage(文法書)

・NextStage(文法書)

・ターゲット1900(単語帳)

 

【2学期】の英語勉強法

高1までの履修を復習したら、高2からは大学受験に向けて基本の単語と文法をマスターするのが目標だ。NextStageなどの総合文法書を使って、1日1セクションなどのペースで順番に進めていこう。

 

このとき、教科書にある基本的な問題だけでなく、参考書や問題集を使った演習問題にもチャレンジしてほしい。「覚えられてなかった単語」「間違いやすい文法」などを洗い出して、徹底的に復習して落とし込んでいこう。

 

そして、2学期あたりからリスニングの勉強を始めるのもおすすめだ。2021年度から始まる「大学入試共通テスト」では、これまでリスニングの配点が20%だったところから、50%まで大きくアップする。つまり、リスニングは英語で高い得点を獲得するためにも重要になる。

 

受験間際になると、本格的な過去問演習や長文読解などの難易度の高い勉強が必要になってくるから、ギリギリになって焦らないためにも高2の2学期あたりから「英語を聞く耳」を鍛えてほしい。

 

■具体的な勉強法はコレ!

■MARCHレベルに対応の英単語(約2000語収録)を購入し、1日30個、1週間100個などとペースを決めて暗記する

■英文法書(Next Stageなど)や文法問題集を1ページ目からはじめ、2学期のうちに一周する

■分からなかった・間違えた問題は、その都度教科書や参考書を振り返って復習する

■参考書付属のCDなどを使い、リスニングの勉強を始める

大学受験に必要な英文法を抜け目なく習得するには、Next Stageなどの総合英文法書を一冊もっておくと便利だ。文法ごとに詳しく構造や用法、例文などが記載されているから、「教科書だけでは分からなかった」という箇所でも理解しやすい。

問題を解く際は、「文法の種類ごとに分けられた問題」や「出題形式が異なる問題(穴埋め、並び替えなど)」など、色んなジャンルの問題に触れておくことを意識してほしい。完璧に理解できていなかった箇所を洗い出せるから、「不明点がないレベルまで」復習するようにしよう。

リスニングの勉強については、参考書に付属しているCDなどを使うのが効果的。

始めは英文を目で見ながら音声を聞き、シャドーイングやオーバーラッピングをしよう。通学時間や自宅などのスキマ時間に効率よく勉強するのがポイント。

ある程度慣れてきたら、大学受験向けのリスニング対策用のCDを使うのもアリだ。

 

■おすすめの参考書

・速読英単語(単語帳)

・英熟語ターゲット1000(英熟語帳)

・英文法・語法問題1000(文法問題集)

・関正生の英語リスニング プラチナルール

 

【3学期】の英語勉強法

高2の3学期に入ると、1学期・2学期で習得した単語や文法を「抜け目なくしっかり定着できているか」、問題集を使って単元ごとに復習することが重要だ。覚えた単語や文法を忘れないために、問題集や教科書に載っている応用問題などを使って、自分のなかの定着度を確認してみよう。

 

文法については網羅的な標準問題にチャレンジしながら、マーク式の過去問にもチャレンジすると良い。基礎がしっかり出来上がったら、MARCHの英語で大きな配点比率を占める「長文読解」に取り掛かるタイミングといえるだろう。

 

ただし、この3学期の時点で「基礎文法にまだ曖昧な部分がある」「標準レベルの文法問題で8割取れない」という場合は、長文読解に入るのはまだ早い。

 

MARCHの長文読解では、正しく内容を読み解く「読解力」が必要となるから、基礎固めができていないと点数を獲得するのは難しいのだ。1学期や2学期に習った文法や単語をもう一度振り返り、テストをしながら理解力を深めていくように意識しよう。

■具体的な勉強法はコレ!

■文法問題集を使って、さまざまな出題形式の文法問題をひたすら解く(最初は自力で解く)

■問題集で点を取れなかった箇所、すぐに思い出せなかった文法を洗い出す(参考書にチェックを入れたり、ノートにピックアップする)

■完全にマスターできていない文法は、参考書を振り返って復習し、定着させる。

■志望校の過去問題を始める

■単語や文法問題をスラスラ解けるようになったら、長文問題に取り掛かる

■単語の暗記やリスニングはスキマ時間に勉強する(英語学習前の30分など)

MARCH合格のためには、配点比率の高い長文読解で点を取れるかが鍵となる。

序盤の単語・文法問題には時間をかけずにサクサク解けるレベルになるのが理想だ。

問題集でテストを繰り返しながら、解ける・解けない問題を洗い出し、苦手な文法がないように復習を重ねていこう。どの単語が何を修飾しているかなど、説明できるようになろう。

文法問題で点数を取れるようになったら、比較的易しい標準レベル(センター試験くらい)の長文読解を始めると良い。まずは自力で問題を解き、解説を見ながら「なぜその解答になったのか」「なぜ間違えたのか」を論理的に説明できるくらいに復習しよう。

ある程度長文に慣れてきたら、MARCHの偏差値55~65レベルの長文問題集に入るとよい。ただし、大学・学部によって出題されるテーマや問題形式が異なるから、必ず志望校の出題傾向を把握することが重要だ。

はじめて長文読解の問題集や参考書を選ぶ際は、

・一文ずつ詳しく品詞分解して文章構造を解説してくれるもの

・読解プロセスまで説明してくれるもの

・MARCH頻出テーマが多数掲載されているもの

を選ぶようにしよう。

 

■おすすめの参考書

・Next Stage英文法・語法問題(文法問題集)

・イチから鍛える英語長文

・英文解釈の技術100

・英語長文ハイパートレーニング

 

時間がかかる「数学」も、高2の間に対策すべし!

MARCHでは、理系だけでなく文系でも数学を受験科目に選択できる学部が多い。

当然、理系を受験する生徒は重点的に数学の対策が不可欠なのだが、「受験科目に数学が選択できる文系」の場合でも、数学ができることでMARCH合格を勝ち取る「大きな武器になる」かもしれない。

 

学部によって問題の難易度や出題傾向が異なるが、共通して対策しておくべきなのは「微分・積分」の問題だ。これはMARCHの全学部においてかなりの高確率で出題されているから、数学を受験するなら絶対に抑えておきたいポイントといえる。

 

そして「微分・積分」を解くためには、前提として「三角関数」「2次関数」「指数・対数」「数列」「ベクトル」といった単元の知識が求められる。まさに「高校3年間の知識をフル活用」する必要があるから、高2のうちから基本的な解き方を身につけておくことが大切なのだ。

 

高1の単元が不安という生徒は、まずは自分のレベルに応じた参考書・問題集から始めて「分からない箇所」「曖昧な箇所」を潰していくのがおすすめだ。そして、高2の間にさまざまな過去問に触れて、基本問題はサクサク解けるよう抜け目なく対策していこう!

 

■【数学】1年間の勉強スケジュール

 

やるべきこと 勉強方法
1学期 ・高1までの履修を復習する

・数ⅠAの問題を定期的に解くようにする

・学校で習った単元を自宅で復習する

・数ⅠAの参考書を使い、1週間に3単元などペースを決めて復習する

・学校で習った単元(数ⅡB)は、その日のうちに復習する

・分からなかった箇所を洗い出し、重点的に復習する(分からない箇所を飛ばさないようにする)

2学期 ・数ⅠAをマスターする

・数ⅡBの基礎を網羅する

・問題集を使って、演習を繰り返す

・MARCHレベルに対応している数ⅡBの参考書を購入する

・定期テストを基準に単元を絞り、1週間に3単元などのペースで問題集を解く

・間違えた箇所は、参考書で重点的に復習する

・はじめは教科書傍用問題集(サクシードなど)の難易度の低い問題をスラスラ解けるようにする

・チャート式などの問題集で演習を繰り返し、解法パターンを習得する

3学期 ・高1~高2の2学期までに習った範囲の総復習

・ニガテな単元を重点的に復習する

・過去問演習を繰り返し、解法の判別、スピードを上げる

・1週間に3単元などのペースで、数ⅠAから数ⅡBまで繰り返し復習する(過去の単元に定期的に触れるようにする)

・教科書傍用問題集(サクシードなど)などが解けるようになったら、入試レベルの問題集に入る

・問題集で解けなかった箇所は、参考書を見て基礎から復習する(答えを見て終わりではなく、解き方のプロセスを理解することが大事)

 

【1学期】数学の勉強法

数学の対策を始めるにあたり、まずは高1までの単元を問題なく解けるかどうか、自分のレベルを確認することから始めよう。MARCHで頻出の「微分・積分」問題を解くためにも、まずは基本となる数Ⅰ・数Aの知識が不可欠だからだ。

 

1学期のうちは難易度の高い過去問を進めるよりも、数Aや数Ⅰといった「今まで習った知識をきちんと定着させること」を意識して取り組むとよいだろう。

 

数Ⅰ・数Aの問題集を解いてみて、「公式を忘れていて解けなかった」「どの解法を使ってよいのか分からなかった」という箇所を洗い出してみると良い。

 

高1までの単元が解けなかった生徒は、参考書や教科書を使い、「問題を見てすぐ解法が分かる」ようになるまで復習を重ねよう。高2からは数Ⅱ・数Bで学校の授業も難しくなってくるから、1学期のうちに高1までの単元を完璧にしておくのが理想だ。

 

■具体的な勉強法はコレ!

■中学の履修、数Ⅰ数Aの問題集を使い、問題が解けるかどうかテストする

■高1までで分からなかった&ニガテな単元を洗い出し、参考書は問題集を使って復習する

■を公式をそのまま暗記するのではなく、公式を使った「解き方」を覚えられるようにする

■復習する際は、まずは自力で解法を考えてから答え合わせをする

中学レベルの数学が不安という人は、まずは中学の履修を網羅した問題集を解いてみると良い。

高1までに習った数Ⅰや数Aは、ニガテな単元がないようにしっかり落とし込むように復習しよう。

また、復習する際は、最初から答えを見るのではなく、まずは自力で「どのように解くのか」考えることが大切。公式を暗記するだけでなく、実際にいくつか問題を解いて「解法の流れ」を掴んでいくのがポイントだ。

 

■おすすめの参考書

・高校入試合格BON!数学(中学からの復習用)

・中学3年間の数学を8時間でやり直す本(中学からの復習用)

・チャート式 解法と演習数学Ⅰ+A(赤)

・1対1対応の演習 数学Ⅰ

・チャート式 II+B(青)

 

【2学期】数学の勉強法

高2の2学期に入ると、いよいよ数Ⅱ・数Bの対策が本格的にスタートだ。

MARCHの理系では、基本問題から応用問題まで幅広く出題されるだけでなく、基本的に問題数が多いため、「いかに単純問題に時間をかけずに解くか」が重要になってくる。

 

複数の単元を複合した「融合問題」なども出題されやすいため、「分からない箇所がひとつでもあれば、点数を落としてしまう」ことも。2学期からは数Ⅱ・数Bで不得意な単元を作らないことが重要といえるだろう。

 

一方、文系数学では、論理的思考を使って「どのように解答を導き出すか」「計算式を簡単なものに変形できるか」といった、解答プロセスの発想力が求められる「証明問題」なども多い。過去問などでさまざまな問題に慣れておく必要があるため、数Ⅱ・数Bの基本知識をしっかり付けておく必要があるだろう。

 

いずれも標準レベルの典型問題は、MARCHの理系・文系でも出てくる問題だから、どの単元から出ても答えられるよう、穴を作らないようにしよう。

 

■具体的な勉強法はコレ!

■学校で習った数Ⅱ数Bで、分からないとこをはスルーせずに自宅で復習する

■教科書の基礎知識で解ける問題集(傍用問題集、1対1対応の演習、チャート式など)を購入し、問題演習を繰りかえす

■解答は暗記するのではなく、「問題とその解法パターン」を覚えるようにする(応用が利くため)

■解けない問題、分からない箇所を教科書・参考書で重点的に復習する

問題集をはじめる際、分からない箇所が出てきたらすぐに解答を見るのではなく、分からない所の解説だけを見て、まずは自力で問題を進めるようにしてほしい。

すぐに解答を見てしまうと「単なる答えの暗記」になってしまう恐れがあるから、あくまで「解き方を考える力」をトレーニングすることが大切だ。ただし、分からないものに対して多くの時間をかける必要はないから、考える時間は5分ほどがベストといえるだろう。

なかでも、確率、整数、数列をはじめ、微分・積分・方程式などは典型問題として出題されやすい傾向があるため、サクサク解けるようになるのが理想だ。証明など、文章を使って論理的な解法を説明する分野では、実際にノートに答案の書き方を練習しておくことも忘れずに。

 

■おすすめの参考書

・4ステップ(教科書傍用問題集)

・サクシード(教科書傍用問題集)

・数学Ⅰ・A 基礎問題精講(数Ⅰ数A復習用)

・チャート式基礎と演習数学II+B

・理解しやすい数学II+B 新課程版

 

【3学期】数学の勉強法

1年の締めくくりとなる3学期は、1学期・2学期で学んできた知識を総復習する大切な時期といえる。高3の春までに、数Ⅰ数Aの基礎はもちろん、数Ⅱ数Bの基本問題は無理なく解けるようになるのが理想だ。

 

MARCHの数学試験では基本知識で解ける問題も多いが、合格点を取るためには、その知識を前提とした難易度の高い「微分・積分」「証明問題」などで点を取らなければならない。

 

そのためには、3学期にさまざまな問題に触れて、「さらに対策が必要な分野」「得点がばらつきやすい分野」などを自分で見極めることが重要だ。スラスラ解けなかった問題を重点的に復習して、高3から応用問題に入れるよう準備しておこう。

 

使用する参考書については、最初は基本レベルの問題集から始めて、チャート式、入試レベルの演習問題など、徐々に難易度を上げていくのがポイントだ。

 

■具体的な勉強法はコレ!

■教科書傍用問題集などを使い、数Ⅱ数Bの基本的な問題に数多く触れる(基本が解けるまで応用、演習問題は始めない)

■基本知識で解けなかった単元は、重点的に復習する

■週に3単元ずつなど、定期的に数Ⅰ数Aの復習を行う(問題集や過去問を活用する)

■数Ⅱ数Bの基本問題が無理なく解けるレベルになったら、チャートレベル、入試レベルと問題の難易度をアップしていく

■計算問題はすばやく確実に処理できるよう、過去問演習を繰り返してミスのないよう訓練する

MARCHの数学試験では、たとえ難易度の高い問題であっても、利用するのは「高校で習った基本知識」が前提だ。3学期では数Ⅰ数Aを定期的に復習しながら、数Ⅱ数Bについても基本的な問題を完璧にしておくことが重要。そのためには、教科書傍用問題集を解けるようになってから、チャート式や実践的な演習問題に入るようにしよう。

そして、微・積分法や確率などの複雑な計算問題については、「いかにミスを無くすか」が点数に影響してくる。ちょっとした計算ミスで痛い目に合わないよう、とにかく過去問演習ですばやく正確に処理するトレーニングを続けてほしい。

 

■おすすめの参考書

・4ステップ(教科書傍用問題集)

・サクシード(教科書傍用問題集)

・チャート式 解法と演習数学Ⅰ+A(赤)

・チャート式 II+B(青)

・数学重要問題集 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B(理系 実践用)

・文系数学の良問 プラチカ 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B(文系 実践用)

 

高2の「国語・社会・理科」はどう勉強する?暗記よりも基本知識の習得が大事!

国公立と比べて受験科目が「3教科」と少ないMARCHではあるが、いずれも国語や社会、理科のいずれかは必ず選択することになる。高2では何より「英語」「数学」の基礎固めが必要だと伝えたが、「他の科目はいつから勉強したら良いのか?」とギモンを持つ生徒も多いだろう。

 

この3科目は暗記する事項が多いうえに、現代文には文章を正しく読み解く「思考要素」も含まれているから、すべてを高2のうちから完璧にすることは難しいといえる。英語や数学にたっぷり時間を割くためにも、高2のうちはがっつり暗記したり、本格的な過去問演習を始める必要はないだろう。

 

焦って効率の悪い勉強をするよりも、高3になってからの受験勉強がスムーズに進められるよう「必ず習得しなければならない基本知識」に絞って勉強するのが効果的だ。

 

高2のときにやっておきたい各3科目の勉強ポイントは以下のとおり。

 

【国語】古文の基礎文法を習得する

MARCHの国語試験では、現代文と古文がセットで出題されるケースが多い。基本的な語彙問題や文法問題はほぼ確実に出題されるから、高2のうちから基礎的な単語や文法を覚えておく方がよい。覚える知識は決して多くないから、夏休みなどの長期休暇中に詰めて勉強するのもよいだろう。

 

そして、高3から本格的な受験勉強が始まる前に、古文の品詞分解や現代語訳などの実践問題に慣れておくことも効果的だ。始めから難易度の高い問題を進めるよりも、教科書や参考書に載っている基本的な問題が解けるようにしておこう。

 

漢文が出題される学部は、古文と合わせて高2の段階から句形や解法を習得しよう。古文や漢文を早いうちに習得することで、高3からは難易度の高い「現代文」の読解問題などに注力できるから、受験勉強を有利に進められるだろう。

 

■おすすめの参考書

・改訂版 読み解き古文単語(単語)

・改訂版 富井の古典文法をはじめからていねいに(参考書)

・新装版 やさしくわかりやすい古典文法(問題集)

・五改版 マーク式基礎問題集 古文(問題集)

 

【社会】日本史や世界史はストーリーで理解する

MARCHの社会科目で選ばれやすい「日本史」「世界史」については、年代や人物名といった「暗記」が中心だ。しかし、高2のうちから複数の用語を一気に詰め込もうとするのは、かえって非効率になってしまうことも。他の教科と両立して膨大な量を暗記することは簡単なことではないから、高2の時点で完璧に用語を覚える必要はないだろう。

 

ただ、高3になってから用語をイチから覚えるのは負担が大きすぎるから、「いつ、どのようなことが行われたのか」など、歴史の流れをストーリーとして理解しておくのがおすすめだ。

 

通学時間や寝る前などに、教科書や参考書を読みながら時系列を理解するだけでも効果は期待できるだろう。時間に余裕ができた生徒は、一問一答式の用語問題集などを活用して、徐々に覚えられる用語を増やしていこう。

■おすすめの参考書

・ナビゲーター日本史B

・石川日本史講義の実況中継

・ナビゲーター世界史B

・青木世界史講義の実況中継

 

【理科】物理と化学は基礎分野をしっかり習得

MARCHの理工学部などで受験科目とされているのが「物理」「化学」だ。(生物については受験できる大学・学部が限られてくるため、志望大学の受験科目をチェックしてくれ。)

 

この2教科の試験の特徴は、どちらも計算量が多いということだ。

「物理」については計算問題が中心だから、「素早く正確に計算する能力」が必要になる。高3から実践的な演習問題を始めるためには、高2から基礎知識を習得しておくのが理想だ。とくに「力学」は100%出題される分野のひとつ。参考書→問題集という順番で取り組み、解法パターンを習得しよう。

 

高2で抑えておきたい「物理」の基礎分野はココ!

速度、力のつり合い、運動方程式、力学的エネルギー保存則、運動量保存、慣性の法則、円運動、万有引力

 

「化学」については、数値計算の問題に加えて、化学式や化学反応式、化学法的式、法則など、無機分野・有機分野での「暗記」も必要となる。

 

計算問題については、「いかに速く計算できるか」というスピードも問われるほか、割り切れない数値を概算で導き出す技術も必要になってくる。高3から計算問題の練習を始められるよう、高2の夏休みごろまでに化学の基礎知識を習得しておくとよいだろう。

 

高2で抑えておきたい「化学」の基礎分野はココ!

・理論化学

元素、mol計算の定義、化学方程式、酸・塩基の定義、電気分解

・有機化学

有機物の官能基、有機物の構造決定、加水分解

・無機化学

酸化還元反応、イオン化傾向、気体の発生法、沈殿の色・反応

 

■おすすめの参考書

【物理】

・物理のエッセンス(参考書)

・チャート式新物理(参考書)

・良問の風 物理頻出・標準入試問題集(問題集)

・らくらくマスター 物理(問題集)

【化学】

・鎌田の理論化学の講義(参考書)

・福間の無機化学の講義(参考書)

・鎌田の有機化学の講義(参考書)

・化学重要問題集(問題集)

・化学一問一答(問題集)

 

後悔のない高校生活と、将来のための受験勉強を!

高校生活は、部活やイベントなどが多く、遊び盛りの時期。

受験勉強も将来のためにとても大切だが、効率よく勉強を進めるためには、何よりモチベーションを維持することが大切だ。

 

勉強だけの毎日になってしまうと、「やる気がでない」「勉強が面白くない」と挫折してしまう生徒も少なくない。「遊ぶ時は思い切り遊ぶ、勉強する時はしっかり集中する」といったように、メリハリをつけて計画的な勉強スケジュールで取り組むことが一番だ。

高2のうちからMARCH合格への戦略を立てていこうではないか!

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参考書が世の中に多すぎて自分に合うものが分からない。そんな悩みを一から解決!志望校を合格するために必要な参考書、志望校合格者の利用していた参考書など、具体的に紹介していく。

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